①大型竪穴住居跡(おおがたたてあなじゅうきょあと)
長さが10メートル以上のものを大型住居跡と呼びます。三内丸山遺跡では最大のもので長さ約32メートル、幅約10メートルのものが見つかっています。
復元されていて内部を見学することが出来ます。
集落の中央付近から見つかることが多く、集会所、共同作業所、共同住宅などの説があります。
②大型掘立柱建物跡(おおがたほったてばしらたてものあと)
地面に穴を掘り、柱を建てて造った建物跡です。柱穴は直径約2メートル、深さ約2メートル、間隔が4.2メートル、中に直径約1メートルのクリの木柱が入っていました。地下水が豊富なことと木柱の周囲と底を焦がしていたため、腐らないで残っていました。6本柱で長方形の大型高床建物と考えられます。
③盛土(もりど)
竪穴住居や大きな柱穴などを掘った時の残土、排土や灰、焼けた土、土器・石器などの生活廃棄物をすて、それが何度も繰り返されることによって、周囲より高くなり、最終的には小山のようになりました。土砂が水平に堆積しているので、整地されていたと考えられます。中から大量の土器・石器の他に、土偶やヒスイ、小型土器などまつりに関係する遺物がたくさん出土しています。この盛り土遺構は、遺跡の北側と南側にあり、発掘当時の断面をそのまま残しております。
④さんまるミュージアム
平成22年に時遊館内にオープンした「さんまるミュージアム」では、「縄文人の生きる姿」をメインテーマに、豊富な実物資料を主体として、三内丸山遺跡を総合的・体系的に紹介しています。展示品は土器・石器・土偶・ヒスイ等すべて三内丸山遺跡の出土品で、国の重要文化財503点を含む1687点を見学できます。
開館時間:午前9時~午後6時(10/1~5/31は午後5時まで)
休館日:年末年始(12/30~1/1)
入場料:無料