①土偶の出土点数日本一
約2000点
現在も整理中であり、増加している。また、新たに発掘調査を行うとさらに増加する見込みです。
※第2位は山梨県釈迦堂遺跡の1116点である。
②復元土器個体数日本一
約5700点
比較するデータがないものの、一遺跡で1000点以上復元された例は聞いたことがない。 北海道南部~東北北部にかけての円筒土器文化圏では土器が多く出土することが知られています。
※他に石鏃(約3万点)等、個別の点数はほとんど日本一
③最北のヒョウタン
栽培植物であり、熱帯亜熱帯原産のヒョウタンとしては最北の遺跡から出土
これまでの北限は福井県鳥浜貝塚(前期)であったが、それを大きく北進。これによって 三丸での居住が始まる前期は温暖であったことが推測できます。
④最北の長野県産黒曜石出土遺跡
長野県では霧ヶ峰、和田峠が原産地として知られているが、どちらの産地のものも出土しています。
⑤最北のウルシの種子、木材、顔料、漆器がセットで出土
種子、木材、顔料、漆器など原材料から加工の過程を示すものまで揃っているのは三丸だけです。
⑥最古の編布(あんぎん)出土
繊維の太さが1㎜以下と細く、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を絡めて編んだものです。
材質は不明です。
⑦縄文時代としては最大の木柱出土
直径103cm
大型掘立柱建物跡(中期)から出土。樹種はクリです。
⑧青い海と青い森に支えられたムラ
約50種類の魚骨が出土しているが、ニシン以外は現在でも陸奥湾で獲れます。
マグロ、ヒラメ、ブリ、サバ、フグなどが出土。他にイカ・タコの咬器(カラストンビ)やシャコも出土。陸奥湾の味覚を楽しんだらしいです。
⑨重要文化財1958点
大型板状土偶や縄文ポシェットなどが指定されています。今後も追加指定を受ける予定です。
⑩年間約32万人の見学者
平成6年以来の累計約630万人となっており、今年の夏には650万人に達する見込み。
他に大型住居床面積日本一というのもあります。