縄文時代の「ムラ」を体験できる場所
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の1つである特別史跡「三内丸山遺跡」。今から約5,900年前~4,200年前の縄文時代の集落跡で、長期間にわたって定住生活が営まれていました。青森県は遺跡の重要性から、1994(平成6)年に遺跡の保存を決定し、1995(平成7)年から遺跡の整備と公開を始め、1997(平成9)年3月に史跡に指定、さらに2000(平成12)年11月には特別史跡に指定されました。
三内丸山遺跡について
遺跡へのトンネル入口にあるジオラマ。目の前にある「三内丸山遺跡」を早く見たい!の一心で素通りしてしまいそうになりますが、じっくり見ていただくと面白い発見があるかもしれません。
縄文時代を体験「三内丸山遺跡センター」
「三内丸山遺跡センター」は、復元された15棟の竪穴建物、大型竪穴建物、3棟の高床建物、大型掘立柱建物などを見ることができる遺跡区域と、展示や体験を通して縄文人の生活を学べる「縄文時遊館」とで構成されています。
青森県内観光地の代表格でもある遺跡区域は、四季の移り変わりも美しく1年を通じて楽しめる場所でもあります。
冬の三内丸山遺跡。趣があり、また違った魅力があります。
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縄文時代を楽しく学び、遊ぶ「縄文時遊館」
エントランスには縄文土器のモニュメント。リニューアル時から話題となっている「縄文ビッグウォール」、その先に広大な三内丸山遺跡が待っている「時遊トンネル」、貴重な出土品や縄文人の暮らしぶりが体感できる縄文時遊館一番の見どころ「さんまるミュージアム」(常設展示室)など、縄文時代を学び、遊べる場所がたくさんあります。
「さんまるミュージアム」内の土器展示コーナー。かわいい表情の土偶がたくさんあって、時間を忘れてしまいそうです。
三内丸山遺跡・縄文時遊館 観覧料のご案内
一般 |
410円(330円) |
高校生・大学生等 |
200円(160円) |
中学生以下 |
無料 |
※( )は20名以上の団体
※ 特別展の観覧料は別途
ご利用案内
見学時間 |
AM9:00~PM5:00(入場は閉館の30分前まで) ※GW中と6/1~9/30はPM6:00まで開館 |
休館日 |
毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月1日 |
「縄文時遊館」の見どころ
① 基本を学ぼう「縄文シアター」
遺跡の大規模な発掘調査の様子や概要を分かりやすく紹介。2020(令和2)年4月1日より映像をリニューアル、青森県出身の声優、三上枝織さんのナレーションで紹介しています。
② 広大な三内丸山遺跡「時遊トンネル」
広大な三内丸山遺跡が待っている「時遊トンネル」
時遊トンネルの壁面、もしかして、土器のかけらかな?
③ 縄文時代まるわかり「さんまるミュージアム」
各時代の長さを分かりやすく表現した「タイムスケールトンネル」を通ってミュージアムへ入ると、そこには縄文時代の人々の生活があります。QRコードで縄文ファミリーの会話が楽しめ、少年と犬が成長していく様子と重ねた人々の暮らしを紹介しています。ITガイドでの解説も利用できる、大型板状土偶や縄文ポシェットなどの重要文化財も展示している「縄文時遊館」の中でも一番見ごたえのある施設です。解説員さんのガイドを聞きながら見ていただくのがおすすめです。
三内丸山遺跡を代表する出土品「縄文ポシェット」神々しさが感じられる本物です!
こちらの「大型板状土偶」も必見です。見るたびにその姿に魅了されてしまいます。
入口にいた小さな男の子と犬が成長した様子。展示にストーリー性を持たせる工夫も。
出口には「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産登録コーナーもあります。
あっという間にあなたも縄文人「なりきり縄文人」
縄文時代のファッションは、こんな感じだった?衣装、小物を身に着けて「なりきり縄文人」を体験してみましょう。SNSアップ用の写真撮影スポットとしても人気です。(※現在は「さんまるミュージアム」内に設置しています)
⑦ 縄文土器オンパレード「縄文ビッグウォール」
2019(平成31)年4月のリニューアルオープンにともなってつくられた施設です。本物の縄文土器のかけらを間近に見ることができます。
縄文土器のかけらがちりばめられている、高さ約6メートルの壁。土器の数は5,120個!
地下1階ビッグウォールの反対側には土器を収蔵する収蔵庫が。約500個並ぶ様子は圧巻です。真ん中には大型掘立柱の木柱も。
エレベーターの中にもかわいい仕掛けが。(新型コロナウイルス感染対策用表示です)