(紹介者:株式会社のっけ丼、毛内 舞さん)
元祖青森のっけ丼
「のっけて、のっけて、がっつり、丼ゾ。」東北新幹線全線開業時の企画モノとして登場した「のっけ丼」。今では青森を代表する逸品として欠かせないものとなっています。観光客が食べるもの、という印象ですが、温かいご飯に自分好みの新鮮なネタを好きなだけのせられるという超贅沢な食べ方は、地元の人たちにもぜひ味わってもらいたいおいしさです。
・市場で出会える、あおもりのおいしいもの
新鮮な魚介類は、やっぱり市場がおススメです。「ホタテの旬は夏、3年物と1年物では貝柱の大きさが違う」「カキは通年あるよ、夏は岩ガキ、冬は真ガキ」「ウニは産卵時期に入ったから、そろそろ終わりかな」などの雑学も聞きながら買い物ができるのも市場ならでは。天気によって入荷が左右される場合もありますが、その日のおススメ品を探すのも楽しみ方の1つです。青森市内の主な市場は、青森魚菜センター本店(古川)、青森魚菜センター支店(浪打銀座)、アウガ新鮮市場(青森市役所駅前庁舎地下)、気軽にのぞいてみてください。
・高級食材となってしまった珍味ベスト3
ひと昔前の青森では、大鍋に入った「フジツボ」が食卓に置かれ、お花見のお弁当では「ガサエビ」が並び、駄菓子屋さんで煮付けた「ブリコ」が売られていました。子どもがおやつ代わりに食べるような身近な食べ物でしたが、今では高級食材として挙げられています。珍味としてのおいしさに多くの人が気づいた?のと、漁獲量が減っているのが理由なのでしょうか、残念ながら市場でもなかなか見かけません。「七子八珍」としても取り上げられている青森ならではのこれらの珍味、口にすることが少なくなりましたが、何かの機会にまた味わいたいものです。
・海産物の遊園地「青森魚菜センター本店」
青森市民の台所として古くから親しまれてきた古川の市場、その一角に「青森魚菜センター本店」があります。新鮮な魚介類をはじめ、旬の野菜、良質なお肉、お母さんの手作り感満載なお惣菜などが揃っています。大間のマグロ、陸奥湾のホタテ、今別のウニetc…
地元食材が所せましと並ぶ様子は、まさしく海産物の遊園地。いつものスーパーとは違う楽しみ方や発見がありそうです。